今日は何読もう。何観よう。

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2017年上映映画雑感

1年が過ぎるのは早いですね。

2017年ももう終わりです。

自分の中では、会社で部署異動があり、かなり大きく環境が変わった1年でしたが、経済的には安倍政権の続投が決定し、緩和継続・株高維持*1という比較的よい環境が続きながらも消費まで効果が及ばずデフレを脱しきらない1年でした。

さて、日本映画業界的にはどうだったのか?昨年(2016年)は、東宝が『シン・ゴジラ』『君の名は。』のメガヒットを連発し、まさに映画業界はフィーバーでした。

これには、モノ消費からコト消費へ(体験への消費移転)というトレンドにも合致した結果ではあるのでしょうが、2017年は日本映画業界にとってどのような年だったのでしょうか?

そして、主に私の見た映画の感想を記録するためのこのブログ、今年も何本か映画を見ましたがその内容を総括しておこうと思います。

 

 

国内映画は、大きなヒットに恵まれず

2017年の映画興行収入ランキングは、以下の通りです(かっこ内は興行収入)。

1位:美女と野獣(124億円)

2位:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(73億円)

3位:怪盗グルーのミニオン大脱走(73億円)

出典:2017年日本国内映画興行収入ランキングTop50【PRiVATE LiFE】年間ランキング

 

対して、2016年の興収ランキングは、

1位:君の名は。(235.6億円)

2位:スターウォーズ フォースの覚醒(116.3億円) 

3位:シン・ゴジラ(82.5億円)

出典:2016年日本国内映画興行収入ランキングTop50【PRiVATE LiFE】年間ランキング

 

それにしても昨年の『君の名は。』の興収は頭1つ抜きんでています。

同じサイトから過去のランキングを見ると、直近で同程度のヒットとなったのは、2014年の『アナと雪の女王』(254.8億円)、国内映画で直近最も興収が高かったのは、2013年の『風立ちぬ』(120.2億円)でした。

残念ながら今年は、国内映画でメガヒット(興収200億円超)は生まれませんでした…。

100億円前半で大ヒットと呼べる作品*2としても、今年は国内からは生まれなかったようです。

 

2017年1月~12月に見た映画まとめ

私自身もランキング記載の作品やそうでないものを含めて映画を見てきました。

いくつかピックアップし、振り返りたいと思います。

シリーズ連続もの

ファンタスティックビーストは、「蛇足では?」という私の当初の偏見は裏切られとても良い作品で、次回作に期待が高まります。

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 逆にバイオハザードはシリーズの最後にやらかしたという感じです。そもそもノベライズを読まなければ入口から状況が理解できないってどうなんだ…

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アニメ作品

森見登美彦『夜は短し、歩けよ乙女』は、大学生のバイブルですが*3、特に京都で大学生活を過ごした私としてはなつかしさに涙が出そうでした。

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 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、『君の名は。』の影響からか当初一般層含め注目を集めたものの、その難解なストーリーからか失速。最終的な興収は15億円に留まったようです。

個人的には、シャフトも新房監督も好き(化物語が好き)なので、よかったんですが…

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ノンフィクション

 遠藤周作原作の『沈黙』。

原作も自分の読んだ本で3本の指に入る素晴らしい作品。

本作も、スコセッシ監督により映画として良作です。沈黙のタイトル通り、登場人物のセリフは少なく自然の音に包まれます。

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ダンケルク』 も同様に“非常に静かな”映画でした。セリフが極端に少ないのに加え、戦争映画にもかかわらず戦闘シーンなし。

“生への執着”というテーマが強調されています。

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 SF 

虐殺器官』はアニメですが、あえてSFに分類。

ゼロ年代の天才と呼ばれながら早逝した、伊藤計劃が遺した3作品のうち1つです。

日本人のSF作家がなかなか現れない中で貴重な人材だった分非常に残念です。

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 "攻殻機動隊"シリーズを実写ハリウッド映画として公開されたのも2017年でした。

蓋を開けてみると…うーん…

攻殻機動隊自体、それぞれの監督によってかなり作品の色に幅のある作品ですが、このハリウッド映画版も新しい軸としての”攻殻”として今後の評価に加わるのかもしれません。

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 1982年に公開された『ブレードランナー』の35年ぶりの続編『ブレードランナー2049』。前作のカルト的人気に対し、本作はあまり好調な滑り出しとは言えなかったようです(興収11億円)。

しかし、前作も長い年月をかけてその地位を確立したため、もしかするとこの作品もSFにおける地位を今後築きあげていくのかもしれません。

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2018年上映予定作品

2017年は、個人的には海外作品で注目作品がちらほらありましたが、国内は小粒でピンとくるものはありませんでした。

さて、2018年はどうなるのか?最後に現時点での公開予定作品から注目作をピックアップしておきます。

movie.walkerplus.com

リメンバー・ミー

ディズニー/ピクサートイストーリー3』の監督の最新作。

未来のミライ

サマーウォーズ』『バケモノの子』の細田守監督最新作。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

『ファンタスティック・ビースト』の最新作が早くも来年公開。

ジュラシック・ワールド/炎の王国

2015年公開の『ジュラシック・ワールド(ジュラシック・パーク4)』に続く5作目。

 

来年も映画ライフが楽しみです!!!

*1:株式市場は今年も話題に事欠かない1年だったようです:このIRがすごい!上場企業2017(前編) : 市況かぶ全力2階建

*2:例年であれば興収1位程度です。

*3:もう一つのバイブルはNetflixにあります:四畳半神話大系 | Netflix (ネットフリックス)