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【映画】-24 『ちょっと今から仕事やめてくる』仕事を辞める勇気をくれる

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。 

 

最近、感想書くのを怠ってました…

社畜としては必須作品の『ちょっと今から仕事やめてくる』を見てきたので感想記録。

 

www.choi-yame.jp

 

ブラック企業の現実

実際、主人公が追い詰められていく様は見ている自分が辛くなりました(ここまで現実で至ってないですが)。

日本で自殺者がH27年で約24,000人、そのうち20代〜40代が23%です。雇用者(労働者)という意味では約28%となります…

 

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出典:厚生労働省

 某広告代理店での新入社員自殺がクローズアップされ、大手企業では労務管理が厳しくなりました。

しかし、業務繁忙や人手不足にすぐさま対応できるのは大手ぐらいで、中小企業がすぐさま現状を改善できるとは到底思えません。

労基署のチェックが行き届いていない可能性を踏まえると、引き続き、中小企業の中には「ブラックな」労働環境の企業が数多く残っているもの思われます。

本作で描かれているのもそんな中小企業。しかも何の因果か、広告代理店です。

就職活動に失敗し、厳しい環境を知らず迷い込んだ主人公は、上司からのプレッシャーにより睡眠障害を発し、思考能力を奪われついに線路への飛び込み自殺を図ります。

まさに(自分を含めた)働く人々の追い込まれていく姿を見ているようでつらかったです。

仕事を辞めるのは難しいが難しくない

 「死ぬくらいなら会社を辞めればいいのに」

メンタルが健全な時は、そう思います。

しかし、実際追い込まれるとそういった選択肢というものが目の前からどんどん消えていくのだと思います。

 

「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由 2/2イジメで自殺するような子も同じような状況に陥ってると思います。洗脳前に動くのが大事だ!洗脳されかかってたらとにかく寝るのが大事だ! pic.twitter.com/dzqLFZB8Db

 

 追い込まれてから別の道を見いだすのは困難という意味では、「仕事を辞めるのは難しい」は正しい主張になります。

つまり、①追い込まれる前に動く②考えるために睡眠をよくとる(思考力を維持する)、ことが重要です。

それができれば苦労しませんが…

追い込まれる理由も、辞めることによる周囲の評価や負担をかけることへのうしろめたさ、辞めた後の不確実さに対する不安など、不明確な要因によるのではないでしょうか?

他人はそれほど自分に興味はないし、突然抜けた穴も組織であれば案外すぐに埋まると思っておくと少し気が楽になるかもしれません。

また、 本作では、山本が現れるという外部要因が転機になりました。

やはり、外の人間関係は重要だと思います。

 

まとめ-綺麗事感はあるが勇気をくれる

 実際、東京に住んでいると電車での人身事故は日常茶飯事です。

そのうち一部は、実際に事故であり、一部は自殺なのだろうと思っています。

ただ、日常ではそこまで意識することはなくあくまで他人事として過ぎ去ってしまいます。 

一人暮らしで会社との往復を続けていると、誰かと話すきっかけもなく、終わりのない道をただ歩き続けることに疲れてしまう気持ちも理解できます。

改めて、「辞める」という一歩を踏み出すのは勇気がいりますが、案外何とかなるという楽観的なメッセージを伝えてくれるのが本作の最も素晴らしい点であると思います。