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今日は何読もう。何観よう。

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【映画】‐15 『デスノート Light up the NEW world』 凡人vs凡人vs凡人の戦い

映画 金融 クラウドファンディング

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。

 

溜まってた映画感想を再開。

今回は、デスノート2作目の感想です。

観る前からそこはかとなく香る地雷臭…

 

wwws.warnerbros.co.jp

 

1.「善vs悪」から三つ巴へ

本作で最も特徴的なのは、前作で「キラ(+ミサ)vsL(+警察)」、(キラも純粋な悪ではないかもしれませんが)「悪vs善」という二元的な対立軸だったのが、「キラ崇拝者vs警察vsL後継者」という三つ巴の戦いになっていることでしょう。

前作は対立軸がわかりやすかったですが、本作はいまいち対立軸が見えにくいです。

どちらかというと「キラ信奉者vsL後継者+警察」であり、さらに今作でもミサが加わるので、「キラ信奉者+ミサvsL後継者+警察」となり、前作同様の関係性に見えます。

 ただし、前作ほどに両陣営のつながり・対立が強固でないため、結局どういう闘いなのかわかりにくくなってしまっています。


2.天才の頭脳戦はいずこへ

前作は主に、キラ・Lという天才2人の頭脳戦でした。

今作は、頭脳戦はどこへやら…想像以上の肉弾戦でした。

 

「Lに勝てないからデスノートは使わない!!!」(竜崎)というポリシーやすでに「死神の目」が周知となっていることで、デスノート関連のトリックは使われない。

「死の前の行動を操れる」ことは単に宣戦布告に使われるのみで、実際の名前の暴きあいは直接突撃…

 

すぐ近くにいる2人が「いかにして本名を知るか」「いかにしてキラである証拠を挙げるか」の緊張感あふれる心理戦を繰り広げた前作から大幅な劣化です。

3.まとめ‐キラ・Lの存在感、天才以後のむずかしさ

本作全体としては、「完全な蛇足」感が否めませんでした。

そもそも、本作の設定では不可解な点が多くありました。思いつく限りでも、

  • ノートは6冊必要だったのか?海外2冊はほぼ描写もなく、3冊ないし4冊でよかったのではないか?
  • 「キラ及びLに遺伝子を分けた後継者がいた」という設定は無理があるのではないか?Lは百歩譲って自分の代わりを事前に生んでいたとしても、キラ(ライト)にそのような時間も隙もなかった。

この2点だけでもあまりにも無茶な設定だと思います。

 

賛否両論あるかと思いますが、原作(マンガ)でも「L以降」のニア・メロ編は、完全に失敗だったという認識です。

本作も別の形で、キラ・Lという「天才以降」を描く試みだったと見て取れますが、残念ながらあまり成功しているとは言えないように思います。