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今日は何読もう。何観よう。

旅と読書と美味しいものと。

【映画】-14 『君の名は。』 映像の美しさを活かしたストーリーがヒットを生んだ?

映画 金融 クラウドファンディング

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。

寒さが秋を通り越して冬を感じさせるようになってきました。結局秋物の服は間に合いそうにありません。

遅くなったのは秋物だけでなく、ヒットしている『君の名は。』を見ることもです。

上映開始から2ヶ月経ってやっと友人と予定が調整できたのですが、大ヒットでロングラン上映になったラッキーに感謝ですね。

www.kiminona.com

あらすじはこちら。

千年ぶりとなる彗星の来訪一か月後に控えた日本。

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。

町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。

小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。

 

「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」

 

そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。

見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。

念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。

一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。

行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。

繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。

 

「私/俺たち、入れ替わってる!?」

 

いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。

残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。

しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。

入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。

 

「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」

 

辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。

 

出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す

公式HPより

新海監督と言えば、『秒速5センチメートル』のイメージです。

www.youtube.com

初めて映像を見たときは衝撃的でした。

すれ違う男女。その姿を淡々と美しい映像で描く独特の表現に見とれていました。

(正直、ストーリーはおまけだとも…)

これまでも注目の監督でしたが、本作はこれまでの作品以上に大ヒット。

その理由はなんだったのか?

 

美しいビジュアル表現は過去作を踏襲

本作でも過去作品と同様、美しいビジュアル表現は健在です。光の反射や影などとてもリアルな表現は、3Dアニメーションではないにもかかわらずその美しさに現実を見てしまいます。

特に、空の表現が個人的には好きです。

秒速5センチメートルでも重要なシーンとして描かれた、抜けるような青空、満点の星が輝く夜空。今作でも流星が一つのポイントなだけに、空はよく出てきます。

 

もう一つの特徴は、「主人公の語り」。詩的な表現でありポエミーさに若干辟易しますが世界観としては映像にも少し物悲しいストーリーにも合っていました。

今作では、ポエムな語りは影をひそめています。これは、ストーリーに漂う雰囲気(下記)の変化からかもしれませんし、単に主人公が視点の描き方が変わっただけかもしれません。

 

男女の想い、今作は…?

新海監督の過去作品では、「男女のすれ違い」がテーマでした。

秒速5センチメートル』では最後まですれ違い、『言の葉の庭』では最後に思いが通じます。伝わらないもどかしさがテーマだからか全体的な作品の雰囲気は静かでさみしいものが多いです。

本作は男女の想いを描いている点では過去作品と同様です。

瀧と三葉は夢の中で入れ替わるため、徐々に惹かれあうもののすれ違いが続きます。

 

まとめ-ヒットの要因は何か?

 今作は、これまでとは比べようもないほどに爆発的なヒットになりました。

その要因はなんだったのか?

そこには、「詩的文学⇒伝わりやすい大衆向けテーマ」「物語の大きな転換点」があったのではないでしょうか?

 

まず、これまでの詩的文学のような作品とことなり、恋模様を”男女の入れ替わり”という伝わりやすいテーマが中心になったことで話題になったのではないかと思います。

心と体が入れ替わるという内容自体は、あらゆる作品で描かれているため目新しくはありません。しかし、だからこそ見る側にはわかりやすくこれだけバズったのでしょう。

 

もう一つのポイントは、ストーリー上に大きな転換点がみられることでしょう。

過去作を見ると、比較的淡々とストーリーが展開していきます。主人公の詩的な語りもあいまって、オーディオブックでも聴いてるかのような感覚です。

好きな人は、この静謐な世界観が気に入るでしょうし、苦手な人は最後まで見続けられないでしょう。

今作は、まさに「起・承・転・結」というべきか、大きな転換点が置かれていることが見る側にとって飽きない内容になった要因だと思います。

また、転換点が美しいビジュアル表現を活かしたサプライズあることも今作が話題となった理由ではないでしょうか?

 

※おまけ

内容ではないですが、RADWIMPSのテーマソングがストーリーとリンクしていたのもよかったです。自分も高校時代によく聞いたバンドなので、こういったところもチョイスがよかったと思います。

最後に、長澤まさみファンとしてどこで声優として出てるのか気にしてましたが結局わかりませんでした…(奥寺だとエンディングでわかりました)

 

 

 

 

 

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)