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アマゾンはどこで間違えたのか?:Kindle Unlimitedを解約しました。

このブログは映画感想ブログのようになっていますが、実際は読書が趣味の私は、下記記事の通りKindle Unlimitedにも一定の期待感を持っていました。

hiroki0412.hatenablog.com

2か月前時点でも、現状ではコンテンツに魅力は乏しく今後のコンテンツ増強に期待していました。

しかし、最近の報道によると、コンテンツが充実するどころかむしろ読み放題対象から削除されており、知らせを受けていない出版社側がアマゾンジャパンに抗議しているとのこと。

残念ながら、現状を鑑みると980円/月を払い続ける意義に乏しいと言わざるを得ず、今回いったんKindle Unlimitedを解約しました。

何が現在のような事態を招いたのでしょうか?どこでアマゾンは失敗したのでしょうか?

 

 Unlimitedどころかどんどんlimitedな状況に

事の発端は、講談社がアマゾンジャパンに抗議したとの報道。

japan.cnet.com

 

www.nikkei.com

 

つづいて、小学館もアマゾンに改善を申し入れ。

www.sankei.com

いずれの出版社も自社のコンテンツが勝手に読み放題対象から削除されたことへ抗議した模様。一体何が起こっているのでしょうか?原因は?

サービス失敗?むしろ利用者が多すぎた

今回の問題は、アマゾン/出版社/ユーザーの三者間の関係を考える必要があります。

紙媒体が電子書籍化された(オリジナルコンテンツでない)作品の場合、アマゾンはあくまで販売サイトにすぎません。報道を見る限り、読み放題対象の各作品が講読申請されるごとにそれぞれの出版社に手数料を支払うことで良質なコンテンツの拡充を図っていたようです。また、人気のコンテンツには高い手数料を支払うインセンティブ設計でコンテンツの質を担保しようとしていたようです。

 

今回のこの騒動、「どんな問題?」「出版社と揉めたから?」などいろいろ勘ぐりましたが、上記の報道を見ていくとむしろうまく行き過ぎたからだと判明。

つまり、利用者の急増により出版社向け手数料の予算が限界に。手数料の高いコンテンツ等を削除していたのです。つまり、アマゾン-出版社間の設計ミス、アマゾン-ユーザー間の予想の甘さが原因のようです。

結果として、UnlimitedどころかどんどんLimitedなサービスになっていきました。

 

 今後の予想

今回の問題は特にマンガの利用が急激に増加しその手数料負担が重荷になったことが影響しているようです。文字が少ない割に幅をとるマンガはもともと電子書籍と相性がいいと思いますし、単行本を全巻そろえると結構な値段になる作品が多いです(Unlimitedでは途中までしか読めないものも多かったですが…)。この点はすぐに対応可能だと思われるので、早晩改善されるでしょう。

しかし、出版社への通知なく無断で削除したのはいただけないです。Unlimitedでも多くのオリジナル書籍が販売されていますが、今後出版社や紙媒体が衰退するまで、アマゾンは関係を維持していかなければなりません。今回の対応は、出版社との関係では失敗だったと言わざるを得ないと思います。

今後は、まず出版社との間の手数料設計の見直しを進め、再度人気コンテンツの充実を図る必要があると思います。

12万作品が読めると宣伝されていたUnlimitedですが、ほとんどが無名の作品であり一覧性低さが紙媒体(書店や本棚)に劣る電子書籍では作品数の多さがデメリットとなりうると思います。

まずは、ユーザーの満足度向上のために、人気コンテンツの囲い込みを進めるべきであると思います。