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今日は何読もう。何観よう。

旅と読書と美味しいものと。

【映画】-11 『SCOOP!』 ちょっとアングラなパパラッチたちの生き様

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。

最近、やっと涼しい日が増えてきて秋を感じられるようになってきました。

そろそろ、秋物の服を買わなければ…

scoop-movie.jp

映画『SCOOP!』見てきました。

主演は福山雅治。相変わらずイケメン。

監督が大根仁。『バクマン。』の監督ですね(バクマン見たのに感想書いてないな…)。

パパラッチという世界

本作は、福山雅治(都城静)が中年芸能パパラッチとして、新人雑誌記者の二階堂ふみ(行川野火)とコンビを組み芸能スクープ等を追いかける様を描きパパラッチという世界、大衆雑誌という世界を私たちに教えてくれます。原作は、1985年に制作された『盗写1/250秒』だそうですが、DVD化されていないようです。

そもそも"パパラッチ"という言葉はwikipediaによると、

フェデリコ・フェリーニが監督した映画『甘い生活』(1960年)に登場する報道カメラマンでウォルター・サンテッソが演じたパパラッツォ(Paparazzo)が由来。paparazzoを一般名詞として複数形にしたのがpaparazziである。ロバート・ヘンドリクソンは著書『Word and Phrase Origins』の中でフェリーニは特に腹立たしい雑音として「やぶ蚊」を意味するイタリアの方言から取ったと記述している。フェリーニは学生時代に早口で話すために「パパラッチ(蚊)」とあだ名を付けられていた男子を覚えていた。一方、脚本家のエンニオ・フライアーノはフェリーニとのインタビューで、イギリスの小説家ジョージ・ギッシングの1901年の作品『イオニア海のほとり』に登場するホテル経営者パパラッツォからとったと語っている。フェリーニとフライアーノのどちらかが、無作為に本を開き、たまたま目に付いたその名前を映画の中の写真家の名前として使うことを決めたという。

出典:wikipedia

ということらしい。

なんと映画発なんですね。イタリア語で"やぶ蚊"という意味のようです。周囲を飛び回る不快な虫という感じが何とも言い得て妙です。

行川は、突然大衆雑誌に配属され、すぐさま芸能パパラッチである都城とコンビを組んで現場に現場に向かうことを命じられます。

張り込み相手に見つかり、追い回される中で「ほんとに最悪ですね」と愚痴る行川に都城は、

「おれたち(パパラッチ)は、ゴキブリかドブネズミ以下なんだよ」

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と答えます。

 

なぜ撮るのか?なぜ求めるのか?

多くの人が、一度は

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こんな表紙の大衆雑誌を手に取ったことがあるのではないでしょうか?

芸能人のスキャンダルみたいな記事、必ずあると思いますが、ふと思うことがあります。

「何考えてこんな写真撮ってるんだろ」

仕事に貴賤があるとは思いませんが、彼らの仕事は明らかに被写体から恨まれます。

それでも彼らが芸能スキャンダルを追い求めるのは、それがお金になるから。

つまり、われわれがそれを求めているから。

 

私たちがなぜ芸能人のスキャンダルを求める求めるのか?

華やかな世界にいる彼らの裏の顔。自分たちと変わらない人間である部分を見て、安心したり卑下したり。

結局自分たちより成功している人たちの恥部を暴き少しでも庶民である自分たちと同レベルまで落ちてきてほしいと願うのが大衆なのでしょう。

都城が持ち込む雑誌「スクープ」にグラビアアイドルのスキャンダル写真を持ち込んだ際、グラビア班を取り仕切る副編の馬場からは待ったがかかります。

結果として、以前コンビを組んでいたもう一人の副編横川から「記事がボツになった」と知らされて、

「文春(週刊文春)にでも持っていくかな~」

なんていう場面もあります。最近なにかと話題の文春でも、現場はこんな感じなのでしょうか?

まとめ:リリー・フランキーってすごい

主演の福山雅治二階堂ふみはやはりさすがの演技ですが、個人的には情報やチャラ源を演じたリリー・フランキーの演技力に引き込まれました。

同監督の『バクマン。』では、週刊少年ジャンプの冷静な編集長を演じたリリー・フランキー。今回も編集部の一員と思いきや、なんとスキャンダルのネタを垂れこむ情報屋。しかも、かなりキマッている様は、都城以上にアンダーグラウンドの住人として、東京の闇の世界をちらつかせます。

こういった、脇役たちの濃いキャラクターも見どころです。

 

※蛇足

本当に蛇足ですが、二階堂ふみが下着姿になるシーンがあります。見た目より、スタイルが良くてテンションが上がります。