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【映画】-3 『マネーモンスター』富裕層と貧困層の格差、人為的リスク

映画

※この記事は、映画の内容について若干のネタバレを含みます。ネタバレを好まない方は映画を見た後お読みください。

 

www.moneymonster.jp

マネーモンスター』を見てきた。内容としては、はっきり言ってありきたりな流れではあった。ただ、テーマは最近よく見るので、色々考えるものがある。

司会者リー・ゲイツジョージ・クルーニー)の軽快なトークと財テク情報で高視聴率を稼いでいるTV番組「マネーモンスター」。番組ディレクターであるパティ(ジュリア・ロバーツ)はセットの陰に潜む不審者に気がつく。突然鳴り響く銃声。犯人(ジャック・オコンネル)が銃を手にリーを人質にとり、番組がジャックされた。

 株の情報操作が意図的に行われ、全財産を失くしたとTVを通じて視聴者に訴える犯人。その原因は、数日前のO.Aでリーが発した情報だった。犯人の主張の中で、リーは自分自身も誤情報を無自覚にタレ流していたことに気づく。一体何が起きているのか―。

 ウォール街の闇に封じ込まれた情報操作を暴くため、リーは人質から"共犯"へと立場を逆転させる。一方で警察の銃口は彼らに狙いを定めていた。事件の中継を通じて、徐々に見えてくる”真実”。その核心が暴かれようとしたとき、彼らと全米の視聴者が直面する、知ってはならない「結末」とは―。

出典:『マネーモンスター』HP

金を持つことが幸福か?

この映画の最も大きなテーマは、「格差」だろう。

親の代から資産を持つ富裕層はさらに富み、貧困層は幾世代にもわたって生活を変えられない。そんな状況が続いている。本作でも、そういった格差問題が金融市場を介した富裕層貧困層の対立として描かれる。

ただ、主人公が以下のような問を投げる。

「金を持つことは本当に幸せか?」

もちろん金があるほうが豊かな暮らしができるだろう。しかし、「彼女がいて、子供もできる君の方が幸せなのでは?」と問う主人公の問題意識からは、「幸福」という基準を資産の多寡のみで判断しようとすることに対する警告が垣間見える。

この映画自体は、格差是正を前面に訴える作品ではない。必ずしも、お金を持つことが幸せであるとは限らないというのもその通りだ。でも、お金がないのはあるより不幸であるのは確かだ。現状を改善するチャンスを与えられているかどうかは重要だと思う。